娘が不登校になって世間の反応
「世間」と言っても、娘の同級生のお母さんとかご近所さんとかのことですが。
娘のHaruko(小5)は小学校に入学してからずっと登校渋りがありました。
それでも何とか学校に通っていましたが、4年生になって休みがちとなり、ついには全く登校しなくなりました。
私にはいわゆる"ママ友"はいませんが、子らの同級生のお母さんのうち、顔見知りとなった方たちとは、お互い会えばなんとなく挨拶をしたりちょっとした立ち話をしたりはします。
おそらく皆さん、それぞれのお子さんを通じてHarukoが不登校になったことは聞かれているのでしょう。
その反応は、大きく2つに分けられます。
その1。以前よりも、温かい眼差しで挨拶されるようになったパターン。
すれ違えば挨拶する程度の方ですが、その挨拶が、なんとなく優しくなったと言うか…。
勝手ながら、もしかしたら「何かあればお話聞きますよ」的なスタンスなのかなぁと想像し、嬉しく思います。
逆に、明らかによそよそしくなった方たちもいます。
ばったり出会うと、すっと目をそらすとか。
以前はすれ違いざまに「暑いねー」「ほんとねー」なんて当たり障りない会話をしていたのに、そそくさと行ってしまうとか。
最初は気のせいかと思っていましたが、複数の方からのそういう反応が続いたため、今回の認識に至りました。
私、避けられてるの?
それはHarukoが不登校になったから?
子どもが不登校になったのに、のほほんと過ごしている無責任な親に見えるのかな?
少し悲しく感じましたが、それで避けられるなら仕方ありません。もともと合わない方たちだったのでしょう。
と思っていましたが、最近、少し違うこともあるかも?と思い始めました。
というのも、そのうちのお一人とお話しする機会があったからです。
所要があり私から話しかけた際に、こちらからHarukoの不登校について少し触れると、堰を切ったように、不登校の理由や現状について、あれこれ尋ねられました。
その話ぶりに少し引っかかる部分はありましたが、それはさておき、感じたのは、今までどう話しかければ良いのか分からなかったのかな?ということです。
機会を得たことで、胸に燻っていた質問をすることが出来て、むしろスッキリしたかに見えました。
そして、それ以降は、以前のような「普通の」挨拶に戻ったのです。
もしかしたら、彼女たちは、「子が不登校になってしまった母親」に対して、どう接してよいのか分からないがために、よそよそしい態度になってしまっていたのかもしれません。
それは「不登校」をネガティブにとらえているからこそ、という側面もあるようにも思います。
話をしたからといって、全ての人に理解してもらえるとは思いませんし、こちらの思いが真っ直ぐ伝わるとは限らないことも分かっています。
それでも話をすることで、Harukoのような生きづらさを抱える子たちが少しでも楽に呼吸が出来る環境作りにつながるかもしれないのならば、Harukoの不登校について、積極的に伝えて行こうかなと思った出来事でした。