AI技術が発展すると… 〜娘Haruko(小5)の考察
AI技術の発展により、進化を続けるお掃除ロボットのニュースを見ていた娘のHaruko(小5)、こんなことをつぶやきました。
「そのうち、普通に会話するロボットが作られるかもね。
普段は、言って欲しいことを言ってくれる。でも、時々は喧嘩しちゃうの。それですっごく嫌な気分になるようなヤツじゃなくて、ちょっとした喧嘩。
そんなふうに、自分に都合の良い会話が出来るロボットがいたら、本当の人と関わらなくてもいいって言う人も出てくるかもしれないよね。
でも、私は、そんなの嫌だな」
《でも、私は、そんなの嫌だな》
私は、その言葉を噛みしめました。
だってHarukoは、一年半前、人との関わりを断とうとしていたから。
習い事にも行かなくなり、学校にも行けなくなり、外出出来なくなり、部屋に閉じこもり…
徐々に周囲との関係を断ち切り、自分の殻に閉じこもろうとしていたHaruko。
自分自身を責めて責めて心が荒れ、そんなHarukoと接する家族皆が辛い時期を過ごしていました。
それが、今。
自分に都合の良い会話だけをするロボットの登場により、本当の人と関わらなくても良い世界を予測し、
《でも、私は、そんなの嫌だな》
と…。
嫌なことがあっても、面倒臭くても、人と関わることを選びたいと思うんだね。
現在も不登校は続いているけれど、Harukoの心の変化に感無量になりました。