小学一年生の息子と喧嘩したら、2歳の娘に慰められた話
昨夜、息子カイ(小学一年生)が爆発。
使っていたニンテンドーDSが壊れ、思い通りに遊べなかったことが原因です。
DS、そりゃ壊れもするわ。
君たちが生まれるよりもずっと前に買ったものだからね。10年以上も、よくもったよ。
と、大人なら諦めもしますが、カイの気持ちは収まりません。
我が家のルールでは、カイは公文と学校の宿題を終わらせれば、夜9時まではゲームOKです(ただし、30分やったら30分休憩する、ご飯とお風呂で声をかけられたらすぐゲームをやめるとの条件付き)。
だからこそ
「せっかく宿題頑張ったのに!なんで!?何とかしてよ!!今すぐだよ!!」
と、怒りが収まりません。
泣きわめくカイを、はじめはなだめもしましたが、聞く耳を持たずにどうしようもないことを言い続けるので、次第にこちらもイライラしてしまいました。
とうとう口喧嘩のような状態に。ますます収拾がつかなくなってしまいました。
その時点ですでに夜9時を過ぎていたので、私はその場を離れ、2歳の娘チイコを寝かしつけることにしました。
「ママ!まだ僕とのお話し続いてるよ!?」
と声を荒げるカイに、
「ママもカイも、今は怒っててきちんと考えられないから、一旦離れてお互いに頭を冷やすよ」
と言い残し、カイのことはパパさんにバトンタッチして、私はチイコと寝室へ…。
寝室でいつものようにチイコと二人、布団に横になりました。そのとき、私は平静を装いつつも、内心はまだイライラしていました。
すると、チイコが小さな両手で私の顔をはさみ、こう言ったのです。
「ママ、ちゃんと いいこと あるからね。 がんばろうね。」
たった2歳の子が、私を気遣い慰めてくれている。
いいことあるからねって…
がんばろうねって…
びっくりして、嬉しくて、そして反省しました。
チイコに気遣いさせるほどに私は怒っていたのか。もしかしたら、その怒りの裏にある不安も見抜かれていたのかも?
我が家の長女Haruko(小5)は、発達の特性があり、(大人から見れば)些細なことにこだわり、癇癪を起こす事があります。学校での失敗体験を重ね、すっかり自信を失い、今は不登校となっています。
彼女の癇癪には、私しか対応できません。そして、対応する私は心身ともにクタクタになります。
カイは、おそらく定型発達の子です。
(それが、こんなふうにひっくり返って泣きわめき続けるなんて。あの子だけでなく、あなたまで?)
そんな不安が苛立ちに変わり、怒りとして彼にぶつけてしまっていた自分に気づきました。
ごめんね。
子どもたちそれぞれに、申し訳ない気持ちになりました。
気持ちに余裕が無いと、必要以上に子どもたちを叱りつけてしまう事があります。
気持ちにゆとりを持ちたい。
難しいけれど。