これは、ぼくのことだね
「ぼくは、ママのたからもの!」
と公言して憚らない長男カイ(小1)。
彼は、清々しいほどに"自分大好き"です。
カイ君、好きな人いる?と聞くと、
「1番はママでしょー、あとおねぇちゃん、チイちゃん(妹)、それからカイくんでしょー」
と、必ず自分をカウントします。
私はそういう意味で聞いちゃいないんだけどね。でも、自分が好きって言えるっていいなぁと思うのです。
そういえば、こんなこともありました。
学童からの帰り道の会話です。
「きょうね、おたよりもらったの。こうちょうせんせいの、おたよりだよ。そこにね、ぼくのこと、かいてあったの。」
えっ?カイくん、何かしたの?
「ううん。ぼくが、なにかしたわけじゃないんだけどね。かいてあったの。ああ、これぼくのことだって、おもったの。」
なんだろう??校長先生のお便りって、学校便りのことかな??
「そう。それそれ。
そのね、おたよりにね
『つよく、やさしく、かしこく、そしてじょうぶなこども』
って、かいてあったの。ね、ぼくのことでしょ?」
本当だ!カイ君のことだね!強いし、優しくて賢いし、そして丈夫だ!
…これらは、カイの通う小学校の児童目標として、毎回学校便りの冒頭に書かれている言葉です。
初めて学校便りを貰ったカイは、これを見て、「僕のことだ!!」と嬉しくなったようなのです。
これを聞いて、私まで嬉しくなりました。カイが自分をそのように感じていることに、です。
それまで、時々学校で「つよい子」に叩かれたり、キツい言葉を浴びせられたと、家でベソをかくことがありました。
そんなとき「その子は、力は強くても、その強さは、人としての強さじゃない。」と話して聞かせていました。どうやらその中で、「ぼくは、ほんとうのいみで『つよい』ひとになる」と幼心に考えたようなのです。
自分で「ぼくは、つよく、やさしく、かしこくて、そしてじょうぶなこどもなんだ」と思ってそのように振る舞えば、実際にそのように成長するのでは?などと思っていますが、どうでしょう。
がんばろうね、カイ!