プロスタキッズの、プログラミング体験教室(無料)に参加しました。
娘のHaruko(小学5年)は現在不登校。
彼女の世界を広げてあげたいと願っていたおり、とあるプログラミング教室の無料体験を知りました。
そのプログラミング教室は「プロスタキッズ」といいます。
子どもたちが体験授業を受けている間、保護者は別室にて『プロスタキッズ』におけるプログラミング教室とはどのようなものかの説明を受けました。
ここでは、マインクラフト(Minecraft)のメイクコードを教材として使います。
マイクラと言っても、ゲームをして遊ぶわけではありません。
マインクラフトの世界の中で、自分でプログラミングをすることで「エージェント」を動かして、「このエリアにある宝箱を開けろ!」などの課題をクリアしていくというもの。
「エージェント」への命令は、スクラッチやピョンキーなどでもお馴染みの、色々な指令が書かれた「ブロック」を組み合わせることで行うようです。
この教室の特徴は、パソコンを動かすだけでなく、課題に合わせてワークシートを作成することにあるようです。
つまり、思考したことを即デジタルの世界に反映させ、それで終わるのではなく、一旦自分の言葉で紙に書きおとすのです。
課題に取り組む際に、どのように命令を組み立てるかを書き、
終了時には、どこが難しかったか、工夫した点はとこか、失敗は次回どうすれば良いと思うのか、などを書くようです。
「プログラミング」そのものよりも、「プログラミング的思考」を出来るようになることに重点が置かれているんですね。
さらに、月4回の授業のうち、最後の1回は、自分が作成したものについて、皆の前でプレゼンを行います。
また、授業の一環として、「使った道具は元の場所に戻す」などの整理整頓活動にも力を入れています。
これを「環境整備」と言い、目に見えるものの整理整頓を通じて、思考や情報の整理整頓の考え方が自然に身につくということらしいです。
なるほど。
ここは、Harukoには無理かなぁ。
魅力的な面はたくさんあります。
例えば、ワークシートの作成は、Harukoの大きな課題の一つである「自分の考えや思いを言葉にする」ために、以前通っていたリタリコジュニアで取り組んでいた内容に通じる気がします。
また、環境整備は、Harukoが不注意型ADHDの特質から、大の苦手とする整理整頓に自然に取り組むことができそうです。
そして、プレゼンです。
考えを文字にして整理し、皆の前で言葉にして発する。
これは、不登校のHarukoにとって、普段は得られない経験です。
ですが、今のHarukoに出来るでしょうか?
人の目を気にし、大きなぬいぐるみに顔を埋めるようにして出歩くHarukoに?
もともとHarukoには、スクラッチを教材とした教室(それも「的思考」よりも「プログラミング技術そのもの」を高めてくれそうなところ)に通わせようと思っていました。
メイクコードは、ちょっと面白そうと思って来てみただけ。
だから、あとは、今日この体験教室を楽しく過ごして、これを成功体験の一つに出来たらいいなぁ。
そう思っていました。
が…!
終了後、Harukoが
「やりたい!教室に通いたい!」
と言い出しました。
プレゼンあるよ?大丈夫?と聞くと
「うん…。たぶん…。…大丈夫!出来る!やってみたい!!」
そうか。
やってみたいか。
じゃあ、やろう!